無趣味人

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スマートホーム時代に家電を選ぶときに気をつけること

Nature Remo等のネットワーク学習リモコンが市販されているため、特定のプラットフォーム(Google Home等)対応を謳うものを買う必要は必ずしもないが、注意した方がいいと思う点が1つだけある。それは、

3つ以上の状態遷移が1つのボタンに割りあてられているものは避ける

ということだ。具体例を挙げると、我が家の照明リモコンは電源ボタンを押すと

「点灯→常夜灯→消灯→点灯…」

という動作を繰り返すが、こういうものは音声操作の割り当てに困る。現在市販されているスマートリモコン(Nature Remo等)は、リモコンのボタンをネットワーク上から動かしているに過ぎない。よって、リモコンで動かす家電が現在どういう状態かは把握していない。つまり、1ボタンにコマンドが3つあると、指定の状態にするのに何回ボタンを押していいか分からない。

先ほどの照明の例でいうと、「常夜灯にして」という命令は、点灯時は1回、消灯時は2回ボタンを押す必要がある。その判断はスマートリモコンやスマートスピーカーには不可能なので、今の私の家では「OK, Google、照明の電源ボタンを押して」と2回言わないとGoogle Homeは電気を消してくれない。非常に不便だし、これでは結局枕元にリモコンが散らかる生活から抜け出せない。

次に照明を買うときは、リモコンのボタン配置にも注目して選ぼうと思う。

ちなみに、1ボタンに1機能であれば特に問題にはならない。また1ボタンに2機能(例えば、TVの電源等)でも、取り得る状態は2つしかないので、2つの命令を1つの信号に割り当てれば問題ない(「TVを消して」「TVをつけて」を同じコマンドとして定義する)。